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10. 小径間吊橋の計算
10.3 引張軸力を受ける梁としての補剛桁の計算
10.3.3 集中荷重による変形分を別に求めておく
影響線を求めるために、単位の集中荷重が作用する場合の変形を求めます。これは、水平方向に軸力を受ける梁に、@集中荷重が作用する変形と、Aケーブル水平反力の増分Ｈによって発生する上向きの等分布荷重による変形とを、別々に求めます。吊橋としての変形は、@とAと加算（重ね合わせ）します。手順は次のようです。最初に、死荷重によるケーブルの水平反力Ｈｄだけを考えて、この引張軸力を受ける梁に外力が作用するとして応力と変形を求めます。単位の集中荷重が作用する場合@の変形分は、式(10.6)の一般解と共に、集中荷重が作用する座標位置を仮にｘ=0として、この位置から右だけに、ラプラスの方法で求めた特解、式(10.9)を加えます。
2010.1 橋梁＆都市PROJECT
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