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7. 鋼鈑桁橋計算エクセルSoftの解説

7.5 ユーザがする作業のあらまし


7.5.2 複数のエクセルSoftを準備する

 プレートガーダーの再現設計に使うソフトは、対象橋梁の主桁本数と、非合成・合成の区別をしたソフト名を別表7.1から一つ選べば作業ができます。主桁本数の選択は、現在は3,4の二種類しかありません。5本以上使う場合には、ユーザからの要望が出たときにバージョンを追加することにします。これは、格子桁としての分配係数の計算部分を差し替えなければならないからです。ユーザが自分でソフトを開発をすることを考えて、格子桁分配係数の計算用エクセルSoft、"INFSGRID.XLS"を作成してあります。再現設計の場合には、同じ断面構成で比合成と合成の計算をして比較しますが、エクセルSoftの場合には独立した別バージョンで個別に計算します。ソフト名は、SGNC…, SGPC…と区別してあります。現在のバージョンは、昭和31年版の示方書に準拠する荷重体系を使い、単位系も重量単位です。ニュートン単位系による計算が必要になる場合は、荷重と応力度の値を重力単位に換算した値を代入すれば、比較計算ができます。最初からSI単位系で統一したバージョンの作成は、今のところ予定していません。
2009.10 橋梁&都市PROJECT

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