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7. 鋼鈑桁橋計算エクセルSoftの解説

7.4 エクセルSoftの構成


7.4.1 ブック単位の大きさを抑えたこと

 設計計算書を公文書としてまとめるときは、既に決定された部材寸法を使って、許容応力などが示方書の規定に合っていることを確認するようにまとめます。再現設計の計算書の場合も同じようにまとめるのですが、建設時と異なる荷重体系を載せたらどうなるか、などの比較計算ができるようにします。許容応力との比較は必要ですが、許容応力を超える結果が出ることを確認する使い方もしますので、条件が満たされるように、自動的な反復計算をするプログラミングはしません。研究目的に利用するときは、考えられる多くの検討事項を一単位のソフトにまとめると便利であると考え易いのですが、実務の設計にも応用できるようにするには、単機能ごとに独立させます。プレートガーダー場合、非合成の場合と合成の場合の比較が必要です。一つのEXCELブック単位で両方の計算に対応できれば便利とは思いますが、当面の問題と無関係になる不要のシートも増えます。全体のブック単位を抑えるように、幾つかの独立したエクセルSoftで提案することにしました。したがって、非合成桁の計算書作成と合成桁の計算書作成は別です。また、それぞれについて、主桁本数別に独立させます。この理由は、格子桁の分配計算式が、主桁本数によって異なるためです。 
2009.10 橋梁&都市PROJECT

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