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4. トラス橋計算エクセルSoftの解説

4.6 トラスの計算


4.6.1 構造力学的な説明は前章で扱ったこと

 シート番号-5(例ではS31-5)が、トラス橋の計算の主要な部分であって、レポートとしてのページ数も全体ページの約半分を占めます。トラス計算の理論部分の解説は、説明のつながりとしては逆になっていて、前章までに済ませました。トラス弦材の断面構成は、実際の既設橋梁の寸法を正確に再現したものではないことを理解しておきます。計算書をまとめるときは、形式的にもごまかしのない筋書きが必要です。再現設計の計算書を見るときは、弦材の断面積が主要なキーであって、その断面積に近くなるように、断面構成に使う鋼板厚と幅とが選択されたと解釈します。弦材の断面積は、橋の鋼重を積算するときのキー数値でもあるからです。
2009.7 橋梁&都市PROJECT

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