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4. トラス橋計算エクセルSoftの解説

4.2 ユーザがする作業のあらまし


4.2.4 計算条件の設定作業

 ユーザがする最初の作業は、シート番号-0(例ではS31-0)の必要個所に、設計条件を入力することです。数値入力が必要な個所は、EXCELの作業画面で、セルの背景色を薄青色にしてあります。このデータは、後続の計算シートで参照しますが、作業開始時には初期値(デフォルトの数値)が設定されています。また、後の計算に必要な途中の計算結果や、他のシートから引用された数値などは、背景色を黄色にしてあります。これらを含め、全体の数値データの書き換えをしてはなりません。このシート番号-0は、データ入力用と同時に計算作業のまとめです。全体レポートの要約ですので、ユーザの控えに残すことを考えています。後半のシートで、主要部材断面の提案と、計算応力度などが計算されて行きますが、それらの抜粋を自動的にフィードバックして表示します。したがって、シート番号-0を利用するだけで、比較設計の計算が直ぐに得られます。例えば、コンクリート床版を増し厚する、自動車荷重を変更する、仮定鋼重を変更する、などが一瞬の中に反映されます。このシートだけで、耐荷力の検討が簡単に、またダイナミックに得られます。
2009.7 橋梁&都市PROJECT

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