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4. トラス橋計算エクセルSoftの解説

4.1 作業のあらまし


4.1.4 既設橋梁をモデル化して計算をまとめたこと

 トラス計算のエクセルSoftは、命名規則から判るように、多くの種類があります。架空の橋梁を考えて計算書をまとめたのではなく、実際に設計された橋梁のデータを使って結果を付き合わせました。ただし、実橋では、やや特殊な条件になっていることもありますので、或る程度、標準化してあります。例えば、道路幅員方向で、狭い歩道が片側だけに敷設されている場合には、この歩道を無視した断面を考えます。また、縦桁は複数本を並列して鉄筋コンクリート床版を支えますが、3本以上の縦桁を使う場合であっても、幅員の端とその内側の縦桁に注目するだけの計算で済ませてあります。現在まで(2009年)に完成してある形式は、以下の種類です。
  TRWA5S31V00, TRWA5H12V00  5パネル曲弦ワーレントラス、溶接橋
  TRWA7S31V00, TRWA7H12V00  7パネル曲弦ワーレントラス、溶接橋
  TRWA9S31V00, TRWA9H12V00  9パネル曲弦ワーレントラス、溶接橋
  TRWS4S31V00             4パネル平行弦ワーレントラス、溶接橋  (*1)
  TRWS6S31V00             6パネル並行弦ワーレントラス、溶接橋
  TRWS8S31V00             8パネル並行弦ワーレントラス、溶接橋
  TRWV3S31V00             垂直材のある6パネル曲弦ワーレントラス、リベット橋
  TRWV4S31V00             垂直材のある8パネル曲弦ワーレントラス、リベット橋
  TRWV5S31V00             垂直材のある10パネル曲弦ワーレントラス、リベット橋
備考(*1):奇数パネル平行弦ワーレントラスは、曲弦ワーレントラスの計算を利用します。
2009.7 橋梁&都市PROJECT

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