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2. 単純トラス橋の力学

2.4 弦材の影響線


2.4.6 斜材の影響線を計算するときのパラメータ

      
図2.10 斜材の部材力の影響線(圧縮・引張の符号付けは別に考えます)
 上の式で、は斜材の傾き(1/sinβ)です。この部分を除くと、残りのパラメータは支点反力の影響線を補正する係数と解釈できます。これを使って梁としての影響線を求めておいて、斜材の傾きを補正して斜材の部材力を求めます。端の斜材は中間の斜材と性質が違って、a=1, b=0とします。下にエクセルソフトの中での数値計算の見本を示します。計算式は、セルの裏側に隠れて埋め込まれています。部材単位で計算手順が縦に並ぶように整理してあります。  
2009.5 橋梁&都市PROJECT

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