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1. 橋梁設計の実務

1.3. エクセルSoftのユーザインタフェース


1.3.6 ウイザード方式の作業方法でまとめること

 パソコンは、多くのユーザの希望に合わせるように、多様なソフトが利用できるように設計されたOSが搭載されています。インターネットの画面で見るように、モニタの画面設計は年々派手で賑やかになってきました。多様な選択肢の中からユーザの探索を便利にする方法が工夫されています。しかし、或る特定の作業をしたいとき、選択の種類を減らし、不必要な表示をしないようなユーザインタフェースが便利です。その方法として、ウイザード方式が便利です。この方法は、ユーザの作業ステップ単位に適切なヘルプメッセージを表示し、選択の範囲を少なくします。これと対極的な方法がメニュー方式またはエクスプローラ方式です。多種類の選択肢の中から、ランダムに処理を選ぶことができます。便利な面もありますが、逆に言えば、どれを選べばよいかの判断に迷います。したがって、筋書きのある処理では、場面に応じた選択肢だけを選べるように設計し、その中でも、デフォルトを決めておくと、ユーザは選択で迷うことが少なくなります。処理の流れから脱線的にランダムな処理をするときに、メニューバー方式を使います。エクセルSoftの場合には、主作業を行うシートの右側、印刷範囲を外した部分に、ユーザ向けの案内表示を書くようにしてあります。後の図1の右側で、灰色の部分がそうです。
2009.4 橋梁&都市PROJECT

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