目次ページ,  前ページ,  次ページ

1. 橋梁設計の実務

1.2. 再現設計計算の趣旨


1.2.6 古い示方書の単位系表示を尊重すること

 昭和31年以前の示方書に基づいた計算書と図面では、その力は重量単位系で表記されています。一般の人は、この表記法の方が分かり易いと思います。しかし、この計算書の数値を、現代風のSI単位系に換算しないと、現行の示方書の数値との比較が分かりません。したがって、最初から、どちらかの単位系に準拠した計算値と、他方の単位系に換算した数値とを併記するか、全く別計算書にまとめるかの選択が必要になりました。安全確認をする立場から言えば、併記する方法がユーザには便利と思います。
2009.4 橋梁&都市PROJECT

前ページ,  次ページ