3.1 設計計算の進め方(続き)
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- 表の左端の記号はコンソールに表示される画面番号です。左上に<S05>などのように表示されます。この番号はプログラミングの場合の管理目的とデバッグ補助ですが、ユーザのガイドとして利用できます。
- 各画面は、原則としてユーザ向けの説明用標題が付きます。プログラムのデバッグに使うため、プロシージャ名が括弧内に表記されている場合があります。
- コンソール画面には、ユーザに対して、簡単なグラフィックスと数値データを含めた通知情報に加えて、次に何をするかの指示情報が表示されます。通常は、ステイタスバーのパネルをクリックすることで処理が選択されます。番号が選択されるときには、プログラム内部で使うパラメータに値が保存されますが、ユーザはそれを意識する必要はありません。
- 原則として、【OK】は次画面、【戻る】は前画面に移動します。
- 画面番号<S01>はプログラムの立ち上げ画面です。<S02>、<S03>までは解説の画面です。
- 画面番号<S04>は実質的なプログラムの開始画面です。"WebBuckling"は三つの独立した腹板計算処理を一つにまとめてあります。<S04>は、この中の一つの処理に限定する個所です。内部的にはパラメータのiDEVを1〜3に設定します。これは、<S01>または<S999>の画面で0にリセットされるまで変更されません。ただし、三つの独立した処理は、内部では部分的に同じプロシージャを通ります。
- 個々の腹板計算は、それぞれ水平補剛材の入れ方(段数)によって処理が分岐します。段数を区別する内部パラメータがiHNです。<S10>、<S20>、<S30>がそれぞれの分岐先の画面番号です。画面のデザインは大体同じです。この画面では、現在保存されている計算条件のデータがリストされます。最初に現れる数値は教育用を兼ねて、デフォルトの値に設定されています。リストのデータを変更したいときは、パネル【1】をクリックするとデータ入力画面が現れます。OKで元の画面に戻り、変更データを確認します。数値の値が不適当であるとエラーメッセージが表示され、【OK】をクリックしても次画面に変わりません。
- これ以降の画面は、やや専門的です。結果が良い場合(Ok)も、不適当の場合(Out)もそのまま処理は【OK】で進行します。この結果は同時にテキストウインドウにリストが残されて行きます。この途中で入力データを変更して再計算をしたい場合には、<S05>の画面に戻って試行します。処理は、<S999>の画面が現れたら一区切りです。再計算は<S04>の画面に帰ります。
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