プログラミング資料6

Visual Basicによるグラフィックス


島田 静雄 (Email: QYK02464@nifty.ne.jp)

技術資料7:電子化版

2003年2月20日


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あらまし:

 この資料は、科学技術計算でコンピュータグラフィックスを利用するためのプログラミング技法についての解説です。教育目的が主ですが、実用的な利用も可能です。グラフィックスのプログラミングは、使用するグラフィックス装置(デバイス)と、プログラミング言語に依存する部分が多いので、コンピュータシステムを特定して開発しなければなりません。ここでは、Windowsの環境の下にVisual Basic (VB)を利用するとして、プログラム名をVB_Graphicsとしました。一般的にコンピュータグラフィックスと言うときは、テレビの画面で見るようなカラーを使ったビットマップ画像を考えます。しかし、科学技術計算で利用する図は、工業製図に代表されるように、主に線図 (line drawing) で作図されます。この資料は、線図で描くコンピュータグラフィックスの作図技法に重点を置いて解説しました。例題のプログラムは種々の参考書からの例題を含めましたが、特に、漢字を線図で描けるようにする部分は、伊藤義人/坂巻和男の漢字データを利用しました。この作画部分のソースコードは、他の設計プログラムにおいてグラフィックスに関連する部分のプロトタイプとして利用していますので、そのグラフィックス部分の詳細なマニュアルとしての利用も目的としました。