プログラミング資料6-3

Visual Basicによるグラフィックス

例題プログラム集

2003年2月20日

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S.0 概説

 科学技術でグラフィックスを利用する場合、自分用のプログラムを作成する必要があります。そのため、完成した例図と共に、それを作成したソースコードが見られると役に立ちます。このVB_Graphicsでは、22の例題プログラム(2003年版)が実行形式の形で組み込まれていますので、そのソースコートをこの章で示し、解説を付けました。ソースコードの殆どは種々の参考書からの転用です。個別に出典のクレジットを記してありませんが、利用した参考書のリストは付録に挙げました。ただし、ユーザーレベルでVBのプログラミングで実行させるには、このソースコード以外に種々のモジュールが必要です。すべての資料とソースコードは分量が多くなりますので、別にMOまたはCD-ROMとして作成してあります。

 例題のプログラムコードは、プロシージャ名が "Proc**" となっていて、** に一連番号を割り振ってあります。幾つかのプロシージャをまとめてモジュールにしてありますので、モジュールの最初の宣言部はリストには含まれていません。英字変数名の約束は、I-N が整数型、他は倍精度実数型をデフォルトにしてあります。プロシージャ単位で変数は Dim文で宣言してありますが、宣言なしの変数名やプロシージャ名などは、VB_Graphics 全体で利用している共通名です。

 以降に示す例題のページには、プログラムの解説・ソースコードのリスト・作図例をまとめました。例題図は、実行時のオプション(Ivar)を選ぶことで異なった図形が表示されます。しかし、一つを代表として例示したものもあります。グラフィックスウインドウの座標系の定義(Dpwind)、投影モード(Isotropic/Anisotropic)、線の定義(色・太さ)、などは、ソースコードの中で定義してなければ、以前の定義が引き継がれます。再描画は、ウインドウの寸法を変えても行われますが、EDITメニュのRedrawサブメニューを使うこともできます。メニューを選んで作画の変化を確かめて下さい。


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