(24) メニューバーの項目は、フォーカスのある子ウインドウによって変わりますが、WINDOWとHELPとの二つのメニューはすべて共通です。この二つのうち、WINDOWメニューの機能は、既に(2)で説明してありますので、HELPメニューの二つのサブメニューVersionとHelpとについて説明を補います。
(25) Version情報は、書籍で言えば表紙と奥付とに当たるものです。未だ一般的ではありませんが、著作権の所在を明示する場所として定着する傾向にあります。この画面は、一つの子ウインドウとして設計されていて、このウインドウが表示されている間は、他のウインドウへのアクセスが利かないようにしてあります。
(26) Helpのサブメニューは、HtmlHelpにコンパイルしたKukeiHelp.chmを表示します。従来のヘルプはWinHelpの使用を前提としてありますので、HtmlHelpを呼ぶには最新のWindows APIを利用しました。KukeiHelp.chmは、このマニュアルの原稿から作成したHTMLファイルからコンパイルしたものです。コンパイルすることで、元になった複数のファイルが一つに圧縮されて寸法も小さくなります。ただし、目次やトピックを特別に作っていませんが、使い方は元のHTMLファイルと同じです。Helpを最初にクリックしたとき、KukeiHelp.chmへのアクセスパスを設定するようにファイルの場所を問い合わせるコモンダイアログを表示します。