2.2.3 テキストウインドウ

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(12) テキストウインドウは、リッチテキストボックスを載せてあり、これ自体をテキストエディタとして独立に利用できます。テキストウインドウは、ハードウェアとしてのプリンタ用出力バッファーの目的を持たせています。テキストウインドウは、FortranのWrite(6,...)文、DOSの環境下にあったBasicではLPRINT文、それぞれの出力をモニタ表示させることが目的です。実際のプリンタでハードコピーを取ることは、FILEメニューからPrintを選択することでできます。質のよいリストを得たい場合には、このテキストウインドウの中身をファイルに保存し、改めてMicrosoft Wordなどを利用して書式を整える編集をしてプリントさせるのがよいでしょう。

(13) テキストウインドウは、計算結果の出力をプリンタに印刷する原稿を表示します。プリンタへの書き出しは、モニタウインドウに案内表示が出ますが、標準処理は、ステイタスバーの番号パネル【2】をマウスで選択してクリックします。リッチテキストボックスは、単純なテキストボックスのような64KBのテキスト長さの制限がありませんし、大きなリストであってもスクロールで全体のリストをモニタできますので、前の出力結果を見ることができます。

(14) テキスト1行の文字数が多くてウインドウの横幅を超える場合は、ワードラップが働いて次の行に残りが表示されます。リストの文字幅方向のレイアウトが分かるようにするには、テキストウインドウの形を横長に変更します。テキストウインドウに使用する文字のフォントは、メニューバーのFONTで変更できますので、文字寸法を小さめに変更すれば横幅に納まるリストが得られます。

(15) リッチテキストボックスは、それ自体が普通のテキストエディタの機能を持っていますので、キーボードからのテキストデータ入力を受け付け、カーソルで指示した任意の場所へ書き込みができます。また、Cut, Copy, Pasteの機能は、EDITメニューにもありますが、標準的なショートカットキー(Ctrl+A, X, C, V)の使い方も利きます。

(16) メニューバーのFILEで、ファイルへの書き込み(SaveLprint)、テキストファイルの読み出し(ReadTextFile)、プリンタへの書き出し(Print)のサブメニューが選択できます。


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