2.2.2 モニタウインドウ

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(6) モニタウインドウは、Control Informationのタイトルが付いた子ウインドウです。このウインドウはDOSパソコンのコンソールをモデル化したものです。キーボードからのテキスト入力1行分を受け付けるテキストボックスが最上段に載せてあります。フォーム上に直接テキストや線図をモニタ表示できますが、テキストボックスがフォームの上部を部分的に隠しますので、ピクチャーボックスをフォーム上に載せ、そこをモニタ画面に使用します。モニタウインドウは、種々の通知情報を表示すると共に、ユーザが次に何をすれば良いかの案内が示されます。

(7) モニタへの表示は、表示画像単位で独立したサブルーチンを呼びます。プログラム内部では、実行処理単位に固有のステイタス番号(Istatus)が割り振ってあって、ステイタス番号に対応した表示画像のサブルーチンを選んでモニタに表示します。現在の表示画像の管理番号は、モニタ画面の第1行左上に、のように表示してあります。この表示画面に利用するサブルーチン名はCRT01, CRT02,...のように整理してあります。このようにしておくことで、作業中にウインドウの寸法が変わるなどのとき、自動的にモニタの再描画ができます。モニタ画面のテキストはスクロールが効きませんので、行数の多い案内表示には向きません。これを補う目的にHELPを利用します。

(8) 「Console Input=」のラベルを付けたテキストボックスは、キーボードからのテキスト入力が表示されます。ただし、システムがテキスト入力を受け付けるときにならなければ、このテキストボックスは何も受け付けません。"KUKEI"では使用していません。

(9) モニタ画面は、説明などと共に、ユーザが次に何をするかの指示を表示します。標準の操作は、ステイタスバーの番号パネル【戻る】【1】【2】...【OK】のどれかをマウスで選択してクリックするように指示します。番号指示のないパネルは何もしません。

(10) データ変更が必要であれば、【1】をクリックすると入力を受け付けるウインドウが現れますので、その画面のテキスト入力ボックスデータを入力します。入力処理が済めばOKでこのウインドウを閉じます。そうすると、入力データのテストが行われ、不都合なデータであれば、再入力しなければ次の処理には進みません。この状態では単にデータが変更されただけですので、元のモニタ画面で処理を続行させます。

(11) モニタの表示画像は、【OK】がクリックされるごとに、...のように変わります。しかし、必ずしも昇順の番号を振ってではありません。最初の開始画面はです。【戻る】をクリックすると、前作業画面に戻るようにしてありますが、大抵の場合はそこまでの処理をキャンセルしての開始画面に返ります。この管理番号は、プログラムのデバッグのとき、どこでエラーが起きたかの調べるときの補助に利用しました。


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