HTMLの書式に従って文書を作成するには、ワードプロセッサを始めとして、幾つかのソフトウエアを使いこなす技能が要求されます。これらのマニュアルには、コンピュータ本体の専門用語に加えて、従来からの印刷・出版関係の特殊な専門用語が出てきます。文書を作成するとなると、これらの専門用語について、意味と機能とを理解しておくことが必要です。まずHTMLの用語ですが、これはHyper Text Markup Languageの頭字語(acronym)です。この後半のMLは、日本語で言えば編集校正記号に当たり、原稿の文字並びに補助的に書き込む、組み版を指示する言語です。HTML文書の作成者は、文章原稿と共に、この組み版言語を適切に挿入したテキストファイルを作成し、拡張子を(.htm)または(.html)に直します。コンピュータがHTMLファイルをモニタに表示するとき、この組み版言語を解読して、決められた書式(レイアウト)で表示してくれます。表示に使うソフトウエアを閲覧ソフトと言い、一般的にはマイクロソフト社のインターネットエクスプローラが使われます。一般の人がインターネットを利用するときは、HTMLファイルを受信して、受動的に閲覧します。自分側から能動的に文書情報を発信したいとなると、ファイル作成に注意深い丁寧な作業が要求されます。この作業の手引きを、この報文にまとめました。 |