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2. 論理演算

2.5 変数を三つ以上使う演算


2.5.8 等しいことを確認する演算

 二つの変数値が同じであることを調べる方法が幾つかあります。数値計算を考えるとき、「引き算をして結果が0になる」こと、また、変数が0でなければ、「割り算をして結果が1になること」を調べるのがそうです。この判定には、条件文「if-then-else」の中で、等しいことを調べる比較演算子を使います。コンピュータ言語のVisual Basicでは、比較する2数が等しいことを調べる比較演算子にイコール記号=を使います。これは代入文でも使うイコール記号と紛らわしいので、C言語では==を使います。記号論理学では、同値の演算子≡(Eqv)を使い、左右の変数を比較する演算をし、同じであれば真を返します。この演算が常に真であるとき、この式の表現が恒真式(トートロジー)であって、その幾つかは論理法則になっています。コンピュータのビット並びのデータで、異同を判定するときは、対応するビット間で排他的選言(exclusive Or; XOR、記号はorの記号に下線を引くを使いました)の演算をさせて、ビット並びがすべて0になれば等しいと判定します。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2012」

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