目次ページ   前ページ 次ページ

5. 橋の画像を含む開化絵の紹介


 以下のページに、マスプロ美術館所蔵の浮世絵・錦絵のうち、橋を主題または背景に含む版を抜粋して、画像の紹介をまとめました。元の浮世絵の標準的な寸法は、お習字の半紙大、ほぼB5版です。これは、版木の実用寸法から決まる大きさです。浮世絵と言うときは、肉筆画も含み、モノクロ、多色摺りの版画作品の総称です。多色摺りの版画は綺麗に刷られ、芸術作品としても評価されますので、錦絵と別称されています。大版の浮世絵は二枚以上の摺りの組で表現されます。版画に描かれた風景画は、その時代の歴史を切り取って記録に残した意義があります。橋が描かれていても、既にその橋は撤去されていたり、架け替えられていたりしていることがありますので、技術史の傍証としての価値があります。しかし、その画像は、専門的な工業図面としては不十分な内容であることが多いので、縮小した画像でも参考資料として使うことができます。以下に紹介した画像説明文に、サムネイルを参考のために添えました。これらは、元の画像寸法の1/10程度ですので、具体的な情報は殆ど分かりません。パソコンの画面で、ほどほどの大きさで見ることができるような大きさの画像は、インターネットで観察するように、WEB版を用意してあります。このレポートは、PDF版10ページにまとめ、読者の方でダウンロードして印刷しておいて、WEB版の観察のときに補助資料として利用して下さい。

サムネイルに添えた画像説明文は、以下の項目順で記載してあります
    画像番号。橋名。「図表題」。作品日付。画家名。解説。架橋地ほか
画像データは、マスプロ美術館の許可を得て、下記の参考文献からの複写です
   画像番号 MK***    浮世絵で見る幕末・明治文明開化、端山 孝、講談社1979
   画像番号 YK***    浮世絵で見る幕末・明治 東京・横浜開化絵、町田市立博物館図録第89集(1994)
   画像番号 ZK***    マスプロ美術館所蔵のカラーポジフイルムから
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2016」

前ページ   次ページ