前の第6章では、捩れを考えない格子桁の分配計算を横分配の計算を"INFSGRIDV0.xls"、として準備しました。スラブの分配計算は"INFSLABnV0.xls"です。nは幅員方向のパネル分割数です。この中身は、主桁本数別に計算に使う複数の独立したシートで構成してあります。シート単位での計算行数は多くありませんので、再現設計計算ソフトの中にコピーして利用しています。スラブ橋の横分配係数の計算は、捩れを与える係数別にH<1、H=0,H=1の三種類の計算が別シートとしてまとめてあります。ギヨン・マソネ法は、H=0,H=1の二つの場合を計算しておいて、H<1の場合を内挿して求めるのですが、ここで紹介する実際計算では、直接H<1の場合を扱うことができます。このソフトは、RC桁、鋼鈑桁橋をスラブでモデル化する場合にも利用します。その利用方法は、個別の再現設計ソフトに必要部分のシートを組み込んで使用します。デモ版は、計算手順を説明するために別に用意しました。
標準ファイル名 |
計算種類 |
主桁本数 |
備 考 |
PCPOST5S31V00.xls |
5主桁単純PCポステン |
5 |
(*1) |
PCPOSTnS31V00.xls |
n主桁単純PCポステン |
n |
(*2)追加予定 |
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INFSLAB5V0.xls |
スラブ分配影響値計算 |
2,5,10 |
(*3) |
INFSLAB6V0.xls |
スラブ分配影響値計算 |
2,3,6 |
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INFSLAB7V0.xls |
スラブ分配影響値計算 |
7 |
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INFSLAB8V0.xls |
スラブ分配影響値計算 |
2,4,8 |
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INFSLAB9V0.xls |
スラブ分配影響値計算 |
3,9 |
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INFSLAB8VN0.xls |
スラブ分配影響値計算 |
8 |
(*4)デモ版 |
(*1) 既設橋梁の簡易振動測定時にまとめたバージョンです。S31は、準拠する示方書年号です。Vkkは、バージョン番号です。閲覧用(デモ用)はVNkとします。
(*2) 実橋の調査の機会があったときにまとめる予定にしています。
(*3) スラブ橋の横分配係数の計算ソフトです。主桁本数によって式が異なりますので、それに合わせてエクセルSoftを別ファイルにしました。
(*4) 幅員を8等分した格点での、分配係数の計算例です。計算手順を解説することが目的ですので、欄外に計算式を示してあります。
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2009.12 橋梁&都市PROJECT |