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9. PC桁橋計算エクセルSoftの解説

9.4 エクセルSoftの構成


9.4.2 分配計算のソフトは独立にまとめてある

 前の第6章では、捩れを考えない格子桁の分配計算を横分配の計算を"INFSGRIDV0.xls"、として準備しました。スラブの分配計算は"INFSLABnV0.xls"です。nは幅員方向のパネル分割数です。この中身は、主桁本数別に計算に使う複数の独立したシートで構成してあります。シート単位での計算行数は多くありませんので、再現設計計算ソフトの中にコピーして利用しています。スラブ橋の横分配係数の計算は、捩れを与える係数別にH<1、H=0,H=1の三種類の計算が別シートとしてまとめてあります。ギヨン・マソネ法は、H=0,H=1の二つの場合を計算しておいて、H<1の場合を内挿して求めるのですが、ここで紹介する実際計算では、直接H<1の場合を扱うことができます。このソフトは、RC桁、鋼鈑桁橋をスラブでモデル化する場合にも利用します。その利用方法は、個別の再現設計ソフトに必要部分のシートを組み込んで使用します。デモ版は、計算手順を説明するために別に用意しました。

標準ファイル名

計算種類

主桁本数

備 考

PCPOST5S31V00.xls

5主桁単純PCポステン

5

(*1)

PCPOSTnS31V00.xls

n主桁単純PCポステン

n

(*2)追加予定

 

 

 

 

INFSLAB5V0.xls

スラブ分配影響値計算

2,5,10

(*3)

INFSLAB6V0.xls

スラブ分配影響値計算

2,3,6

 

INFSLAB7V0.xls

スラブ分配影響値計算

7

 

INFSLAB8V0.xls

スラブ分配影響値計算

2,4,8

 

INFSLAB9V0.xls

スラブ分配影響値計算

3,9

 

INFSLAB8VN0.xls

スラブ分配影響値計算

8

(*4)デモ版

(*1) 既設橋梁の簡易振動測定時にまとめたバージョンです。S31は、準拠する示方書年号です。Vkkは、バージョン番号です。閲覧用(デモ用)はVNkとします。

(*2) 実橋の調査の機会があったときにまとめる予定にしています。

(*3) スラブ橋の横分配係数の計算ソフトです。主桁本数によって式が異なりますので、それに合わせてエクセルSoftを別ファイルにしました。

(*4) 幅員を8等分した格点での、分配係数の計算例です。計算手順を解説することが目的ですので、欄外に計算式を示してあります。

2009.12 橋梁&都市PROJECT

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