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6. 格子桁の分配係数の計算法

6.4 例題:七点のバネ支承で支えられた六パネルの連続梁


6.4.2 (2)

 Tの逆マトリックスを求めます。MS-Excelの関数MINVERSEを使います。マトリックスの成分を整数化するため、逆マトリックス全体の係数をパネル数倍(例題では6)してTとして表します。これは、式(6.4)を解いた形です。支間6パネルの単純梁の曲げモーメントがM=(λ/6)Tで得られます。λはパネル間隔です。このマトリックスの行・列は、単位荷重が格点に作用するときの、単純梁の格点における曲げモーメントの影響線・曲げモーメント図の値です。境界条件は、両桁端でM=M=0を考慮した解です。

  式(6.7)
 
2009.9 橋梁&都市PROJECT

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