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2. 論理演算

2.4 変数を二つ使う演算


2.4.2 演算子の種類を減らすこと

 二値論理学の演算の種類は16通りありますが、そのすべてに演算子記号を割り当てるのではなく、基本とする演算子を組み合わせて演算を表すことができます。日本語の環境では、否定・連言・選言・内含の4種類を基本とします。記号で表せば、(¬、∧、∨、⇒)です。これを組み合わせてすべての演算を定義できます。これらが論理法則または論理公式になります。これらは、変数記号を三つ以上使いますので、次の2.5節でまとめて説明します。英語の環境であるコンピュータ言語では、記号に換えて文字並びを使います。「Not,And, Or, If-then」と書きます。これは、キーボードから使える記号の種類が少ないからです。対等の演算子の代わりに「=」も使います。コンピュータ言語では、排他的選言(exclusive or;表2.3では ≠ ) と、対等(equivalence、表2.3では ≡ ) を加えるものがあります。演算子記号は、 コンピュータ言語ごとに仕様が異なります。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2012」

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