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1. 用語の定義と解説

1.3 虚偽に関する用語


1.3.6 換質の虚偽:(fallacy of obverion)

  換質または換質法とは、直接推理法の一つであって、命題の意味をかえずに、肯定命題を否定命題に、または否定命題を肯定命題に換えることを言います。否定をつくるとき、別の概念を使うと換質の虚偽になります。例えば、「6は偶数である」に対して「6は奇数ではない」は正しいのですが、「この花は白くない」の換質に「この花は黒い」というのは誤りになります。
科学書刊株式会社:電子版 「橋梁&都市 PROJECT: 2012」

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