2.4 拡大縮小の指定方法

次のページ

 立体モデルの変形において、変形後も平面の性質を保つ変換は、単純な拡大・縮小の変換の他に射影変換がありますが、このGEOMAPのバージョンには含ませてありません。変形のコマンドは3種類を準備しました。空間の一点を中心として全体が一様に拡大・縮小する変形(PGFACT)、円柱が半径方向に細くまたは太くなるような2次元的な変形 (PGPAN)、ある直線方向に伸縮させる1次元的な変形(PGLONG)です。図形の任意のアフィン変換は、これらの変換に剛体回転と平行移動とを組み合わせることで合成することができます。GEOMAPのコマンドに、任意のアフィン変換ができるようなコマンドを準備することも考えましたが、処理が特殊ですので、教育利用を考えてこの変換のコマンドを省きました。


次のページ