図10.7 二パネル間の部分構造モデル
そもそも、微分方程式の考え方の出発は、階差式の分割方法を微小化したものです。ここでは、階差式を正確に求めるために、逆に、微分方程式の方から導きます。連続した3格点だけを考え、その番号記号にi,j,kと使います(図10.7)。格点だけを注目点としますので、曲げモーメントを大文字のM、撓みをWの記号で表し、座標に代えて番号を付けます。荷重は、集中荷重を格点だけに作用させます。等分布荷重が満載する場合の解も求めたいところです。しかし、実用的には、影響線の面積を正負別々に計算しておいて、個別の有限区間に等分布荷重を載荷させますので、影響線の多角形図形から面積計算をします。
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