橋梁
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橋梁

業務概要

最新技術を踏まえた新設橋梁の設計を行うとともに、想定される大地震に対する既設橋梁の耐震補強を行います。構造物の長寿命化という観点から点検、補修設計を行います。

道路計画に不可欠な橋梁は、最先端の設計・施工技術に加え、安全性や耐久性、地域環境や経済性、維持管理も視野に入れた総合的な計画力が求められる分野です。

私たちは地域環境や経済性、さらに地域の将来像を考慮し、維持管理や耐震性に優れた構造物の計画・設計を最新の解析技術を活用して行うとともに、既存の構造物についてもその構造特性に合わせた最適な大規模地震に対する耐震補強を行います。
また橋梁、その安全確保のために継続的な点検とその結果の補修も視野に入れて運用を考えなければなりません。私たちは構造物の長寿命化という時代ニーズに応えた点検、調査および診断により、長期間にわたる安全性の確保やライフサイクルコストの低減に寄与します。

実施事例

セントレア大橋

所在地 愛知県常滑市
発注者 愛知県
実施Data 延長(当社設計区間):
・海上部:連続鋼床版箱桁橋(L=490m、186m)
・陸上部:連続非合成鈑桁橋(L=123m、110m、63m)
実施内容 海上空港となる中部国際空港への道路連絡橋であり、鋼管矢板井筒基礎を用いた多径間連続鋼桁を採用しました。海上橋であることから塩害対策にも留意しました。上部工の架設は、工期短縮の観点から壁高欄の配筋までを地組ヤードで実施し、フローチングクレーンによる大ブロック架設を採用しています。また、風洞実験結果を反映し、支間中央にTMD※(制振装置)を配置しています。

※ Tuned Mass Damper:慣性力を利用し、構造物の揺れを打ち消すように反対方向に重りを震動させて構造物の揺れを低減する制振装置。
セントレア大橋

名古屋高速道路 清洲一宮線

所在地 愛知県一宮市
発注者 名古屋高速道路公社
実施Data 延長(当社設計区間):
・連続鋼箱桁橋(L=271m、159.5m)
・連続鋼鈑桁橋(L=177.5m、190m)
実施内容 一般国道22号の中央分離帯部に橋脚を配置した国道と併設する連続高架橋です。
鋼上部工および鋼製橋脚に合理化構造を採用しています。
上部工の架設は街路上の中央分離帯部を占有して行い、写真に示すように2本の鈑桁を架設後、横取りして所定位置に据え付ける工法を採用しています。
名古屋高速道路 清洲一宮線©2023 Google

東海環状自動車道 大野神戸IC

所在地 岐阜県安八郡神戸町
発注者 国土交通省
実施Data 【延長(当社設計区間):
・連続鋼少数主桁橋(L=135m、150m)
実施内容 東海環状自動車道の大野神戸IC内のランプ部に接続する最大で25.1m~36.4mの幅員変化を有する3径間連続および4径間連続の高架橋です。幅員変化に対しては直線桁の折れ桁で対応しています。床版は径間ごとに床版厚を変化させた合成床版を採用しています。
上部工は施工制約が少なかったことからトラッククレーンベント工法で架設しています。
東海環状自動車道 大野神戸IC大野神戸高架橋

橋梁耐震補強設計業務

所在地 愛知県蟹江町
発注者 愛知県
実施内容 河川内の単純鋼鈑桁5連について、耐震補強として上部工の連続化および支承の免震化を採用し、橋脚補強を省略する構造としました。なお、免震構造の採用に当たっては、動的解析を行い、耐震性能の照査を行いました。また、陸上部の橋脚については、RC巻立てによる橋脚補強を採用しました。
橋梁耐震補強設計業務蟹江町 蟹江高架橋上部工連結部

橋梁定期点検業務

実施内容 建設後50年以上経過した橋梁の全橋梁に対する割合は、現在の34%が10年後には59%程度と大幅に増加し、橋梁の適切な修繕を行わなければ、近い将来に大きな経済的負担が生じることが予測されています。今後は、橋梁を効率的に維持管理して適切な予防保全を行っていくことが重要であり、当社では橋梁点検業務を通して、効率的な維持管理に必要な基礎資料作成に寄与しています。
橋梁定期点検業務
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