入力データは、あらかじめ、テキストファイルに作成します。科学技術計算のデータは、一般に数値の並びが多いので、内容を説明するコメント行含めた全体で入力データの仕様を定義します。例えば、テキストファイルの第一行に、このテキストファイルを読み込むプログラム名(ここでは"TRUSS2")を書き込んでおきます。プログラム側では、この名前を最初に確かめた上で残りのデータ入力を続けます。数値データは、種類ごとに、二行の説明行を最初に付けます。下の例題データは、参考のために、プログラム内部で使う変数名を示しました。読込処理は、READ文の表現を使って説明しますが、プログラム内部ではINPUT文でファイルを読みます。左端の番号は説明用に付けた行番号です。
-------- 入力用データリスト例(7パネル、支間63mの下路ワーレントラス橋モデル) ------- 1 "TRUSS2" ------- これはデータです 2 " 格点数,断面数,部材数,支点数" ------- 各データ区切りにテキスト2行使います 3 " NP, NM, NE, NB" 4 15, 4, 27, 2 5 " X,Y座標(m)" 6 "FOR L=1 TO NP: READ X(L),Y(L): NEXT" 7 0 , 0 8 4.5 , 8 … … … … … … 途中省略… … … … … … 21 63 , 0 22 " ヤング係数,断面積,単位体積重量(上・下弦材、端柱、斜材)" 23 " FOR L=1 TO NM: READ E(L),A(L),R(L) : NEXT" 24 2.1E+07, .03 , 7.8 5 25 2.1E+07, .02 , 7.8 5 26 2.1E+07, .02 , 7.8 5 27 2.1E+07, .01 , 7.8 5 28 " I端番号,J端番号,断面番号" 29 " FOR L=1 TO NE : READ II(L),JJ(L),MM(L) : NEXT" 30 2, 4, 1 31 4, 6, 1 … … … … … … 途中省略… … … … … … 56 13, 14, 1 57 " 拘束格点番号,X方向拘束,Y方向拘束 (自由=0 拘束=1 バネ>1)" 58 " FOR L=1 TO NB : READ IB(L),IXY(L,1),IXY(L,2) : NEXT" 59 1, 1, 1 60 15, 0, 1 61 "この行から複数の荷重条件を準備します。荷重条件ごとにテキスト2行分を挟みます" 62 "荷重種別名、載荷重格点数(NF)、[載荷格点番号,荷重のX成分,Y成分] NF組" 63 case0, 0 ------- NF=0は、自重による計算を行わせます 64 65 66 case1, 1, 7, 0, -50 67 end ----------------------------- ここまで -----------------------------------